2013年04月10日更新
ラオス・ルアンパバーン/カオソーイのレシピ
<ラオスって?>
東南アジアで唯一海に面していない国ラオス。
どこに位置するのかさえ知らなかった私がこの国に興味をもったのは、もちろん料理から!昨年夏にタイで習ったタイ・イザーン地方の料理。一般的なタイ料理とは異なる味、もち米の使い方に惹かれ、この特徴がラオス料理と重なっていることを知り、ラオスへの好奇心が一気に沸き立ってきたのでした。
<世界遺産の町ルアンパバーン>
そして今年4月ラオス・ルアンパバーンへ!
メコン川とその支流に囲まれた山あいの町。王宮や寺院、フランス植民地時代の建物がそのままに残され、町全体が世界遺産に指定されています。徒歩で回れる、ほどよい大きさのこの町にはのんびりと素朴な時間が流れていました。
<早朝の托鉢>
小さなエリアに大小70もの寺院があるルアンパバーンの名物となっているのが托鉢。日の出とともに僧侶が喜捨を求めて町を練り歩きます。ラオスを旅した友人から早朝の托鉢は必ず見るようにとの司令。朝5時半に起きてスタンバイ。見学のつもりがお布施の売り子さんに囲まれて根負け、お布施のセットはもち米ごはん、バナナ、お菓子。歩道に敷いたゴザの上に座り、托鉢に参加することとなりました、どうやら観光のひとつになっているようです。
<路地の朝市>
その後、朝市に潜入。狭い路地の両側に一畳ほどの敷物を敷き、思い思いの品を並べて売っています。川魚、虫、籠に入った鶏や小鳥(食べるの〜?)、さまざまなハーブ、野菜、筍、お供えの飾り。焼き芋や五平餅のようなものを炭火で炙っている人もいます。たくさんの人でごった返しているのになんとなく静か。ほんとに喧噪とは無縁の町なのですね。声高に売り込む人がいなく、みな淡々としています。観光名物<モン族の夜市>に流れていた空気と同じです。うるさい物売りも困るけれど、お客に無関心というのも購買意欲をかきたてられないもので、珍しく戦利品無しに終わった夜市なのでした。
<ラオスの麺 カオソーイ>
もう一つの友人からの司令はルアンパバーンで麺三昧すること。
外せないのが<カオソーイ>。同じ名前のタイのカオソーイはカレー味の中華麺。こちらはベトナムのフォーに辛味肉味噌がのった感じ。ごくあっさりした担々麺風?てんこ盛りのハーブやライムの小皿がついてきます。スープには十分味がついているけれど、地元の人は砂糖や唐辛子、フィッシュソース、揚げパン、揚げおこげのようなものをどんどん足して好みのスタイルにしていきます。
さて今月ご紹介するのはカオソーイのレシピ。味の記憶をたどって作ってみました。作り方が全くわからないので100%cuillere風。本場のレシピをご存知の方、どうかご容赦くださいね!
<カオソーイcuillere風の作り方>
(2〜3人分)
米の麺(フォーなど) 200g
鶏ひき肉 100g
昆布水 800cc
酒 大さじ2
にんにくみじん切り 小さじ1/3
赤唐辛子みじん切り 1本分
ミニトマト 4個
味噌 大さじ1
オイスターソース 小さじ1/2
ナンプラー 少々
好みのハーブ クレソン 香菜 ミント 青ネギ ライムなど
(作り方)
1.鍋に酒、昆布水を入れて軽く温める。ひき肉を加えて半分火が通れば取り出し、茹で汁を煮立ててアクを除き、塩少々で味を調える。
2.別の鍋で油少々、にんにく、赤唐辛子を熱し、粗切りのトマトを加えて炒める。その他の調味料とひき肉を加えて更に炒めて味を調える。
3.茹でた麺を器に盛りってスープを注ぎ、2の肉味噌とハーブをのせる。