2012年09月26日更新
定期借地権付マンション「プラウド南麻布」が早期完売した理由
かねてより注目を集めていた、フランス大使館旧館跡地の「プラウド南麻布」(野村不動産他)は、モデルルーム公開からわずか半年で完売するという予想以上の売れ行きを示しました。広尾駅徒歩7分の高い利便性と広大な森に隣接する好環境な立地は誰もが認めるところなのですが、ハイグレードな定借マンションに対して市場はどう反応するのか、多くの市場関係者が関心を持って見守っていたのです。なぜなら、それまで都心部における高価格帯の定期借地権マンションの前例が、一部であまり芳しい結果を出せなかったから。
「プラウド南麻布」の泉山所長は、定期借地権を「素晴らしい制度」だとした上で、制度に対する不安や疑問を顧客にヒアリングし、商品を改良したと言います。具体的な対処法については、取材の様子を動画で公開しますので、ぜひご覧ください。今後、定期借地権付マンションが普及していくかどうかのヒントが隠されています。
【物件概要】 | ||
所在地 | : | 東京都港区南麻布四丁目 |
交通 | : | 東京メトロ日比谷線「広尾」駅徒歩7分 |
総戸数 | : | 88戸 |
専有面積 | : | 68.84㎡~192.55㎡ |
入居 | : | 平成25年8月予定 |
敷地面積 | : | 4490.29m2 |
構造/規模 | : | 鉄筋コンクリート造地下1階地上7階 |
土地権利 | : | 定期借地権(60年) |
売主 | : | 野村不動産他 |
施工 | : | 竹中工務店 |
「プラウド南麻布」ペントハウス(192.55㎡)のモデルルーム
- 『家の時間』主宰
坂根康裕 リクルート『都心に住む』『住宅情報スタイル』元編集長。ブログ「高級マンション TOKYO」。All About「高級マンション」ガイドも努める。著書に『理想のマンションを選べない本当の理由』(ダイヤモンド社)