2012年11月07日更新
子どももわかるマンションの「見える化」
住まいの省エネは、ハード(建物)の性能向上とともに、住む人の意識改革が欠かせません。最近では、各人の努力や工夫が成果としてわかる「見える化」が注目されています。普段はわからなかった電力消費量を「可視化するだけでも削減効果があがる」との実証結果もあるくらいですから、「見える化」は大きな可能性を秘めているといえるでしょう。アイデアひとつで効果を上げることも十分可能なわけです。
さて、下の画像は「パークホームズ大倉山」(三井不動産レジデンシャル)のエントランスに設置された「見える化」のパネル。風船の浮き沈みは建物全体の消費電力を、気球のそれは太陽光パネルの発電量を、そして創エネで消費電力のどれくらいをまかなっているかまでが、瞬時にわかるよう表現の工夫がなされています。これなら、小学生くらいの子どもでも簡単に覚えることができそう。解説の動画(2分51秒)もぜひあわせてご覧ください。
【物件概要】 | ||
所在地 | : | 横浜市港北区大倉山1-22 |
交通 | : | 東急東横線「大倉山」駅徒歩6分 |
総戸数 | : | 177戸 |
専有面積 | : | 55.08㎡~89.02㎡ |
入居 | : | 平成24年10月 |
敷地面積 | : | 6702.01m2 |
構造/規模 | : | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上7階 |
売主 | : | 三井不動産レジデンシャル |
施工 | : | 三井住友建設 |
エントランスに設置された「見える化モニター」(東芝社製)
- 『家の時間』主宰
坂根康裕 リクルート『都心に住む』『住宅情報スタイル』元編集長。ブログ「高級マンション TOKYO」。All About「高級マンション」ガイドも努める。著書に『理想のマンションを選べない本当の理由』(ダイヤモンド社)