2014年10月07日更新
分譲坪単価@320万円「プラウドシティ蒲田」、第1期121戸を即日完売
前回に続き、この秋の注目物件を紹介します。
今回は京浜急行線「京急蒲田」駅前再開発プロジェクト、「プラウドシティ蒲田」です。
まずは、物件の特徴から。
総戸数320戸の大規模マンションです。駅徒歩1分、ペデストリアンデッキで直結しています。アプローチには屋根がかかっているため、雨の日も傘は要りません。「京急蒲田」駅から「品川」駅まで「快特」(7時台4本、8時台5本)を使えば所要時間は7分。この交通利便性の高さが最大の魅力です。駅との位置関係はこちら(公式サイト)をご覧ください。
次に、羽田空港の国際化に伴う将来性が挙げられます。急行で10分とかからずエアポートに向かえるロケーションは、今後不動産としての利用価値が高まると予想することができます。さらに、構想段階ではあるものの京急空港線と東急多摩川線を結ぶ「蒲蒲線」も関心が高まっています。2014年10月初め、「蒲蒲線は東京五輪2020に間に合わず」との報道がなされたが、関係者に確認したところ、それもまだ正確な情報ではないとのこと(蒲蒲線の計画は「JR」蒲田駅と「京急蒲田」駅の隣に新設する「(仮称)南蒲田」駅を経由して京急空港線に乗り入れるもので、渋谷方面へのアクセスが飛躍的に向上するものと思われます)。
以上のような「利便性」と「将来性」を備えた「プラウドシティ蒲田」は、7月中旬からモデルルームで集客、9月第1期121戸を分譲。最高倍率7倍で即日完売したわけですが、特筆すべきはその分譲価格です。坪単価にして@320万円。これは、都心部に匹敵する設定といえるでしょう。
地上20階建てのうち、第1期分譲対象住戸は4階と7階に1住戸、8階9階10階にそれぞれ5住戸、2住戸、8住戸でほとんどが11階以上。価格は3,598万円(38.25㎡)~11,998万円(101.50㎡)。中心価格帯は5,000万円台~6,000万円台。
この夏、駅前再開発といえば同じ野村不動産が分譲した「プラウドタワー立川」の価格が話題になりました。詳しくは【「プラウドタワー立川」分譲坪単価@342.5万円の根拠】をご覧ください。これらの事例からいえることは、地域特性による顧客層の違いはあるものの、「駅1分(直結)のマンションの利用価値(資産価値)」は周辺相場とは異なる次元で評価される、ということになるでしょうか。
所在地 | : | 東京都大田区蒲田4丁目 |
交通 | : | ①京浜急行線「京急蒲田」駅徒歩1分 |
: | ②JR京浜東北線「蒲田」駅徒歩9分 | |
総戸数 | : | 320戸(事業協力者<非分譲>住戸159戸含) |
専有面積 | : | 60.18m2~81.40m2 |
予定販売価格 | : | 未定 |
販売戸数 | : | 未定 |
入居 | : | 2016年1月下旬予定 |
構造/規模 | : | RC(一部鉄骨造)階建 |
売主 | : | 野村不動産他 |
施工 | : | 東急建設 |
→詳細情報
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- 『家の時間』主宰
坂根康裕 リクルート『都心に住む』『住宅情報スタイル』元編集長。ブログ「高級マンション TOKYO」。All About「高級マンション」ガイドも努める。著書に『理想のマンションを選べない本当の理由』(ダイヤモンド社)