2015年04月02日更新
「ブリリアタワー目黒」分譲坪単価は@600万円を超えるか!?
JR目黒駅地上改札口から目黒通りを渡った南側は、従前都営バス車庫等があったところ。その跡地が現在再開発中です。総開発面積は約2.3ヘクタール。駅寄りから27階建てオフィス商業棟、40階建て住宅棟(ノースレジデンス)、38階建て住宅棟(サウスレジデンス)計3棟の超高層ビル群ができる予定です。以下、分譲マンションについてレポートします。
ツインタワーの総戸数は940戸。分譲対象戸数はそのうち661戸となります。残りは地権者住戸。賃貸事業者で知られる相互住宅は100戸程度所有し運営するようです。分譲事業の主幹事は東京建物です。
東京建物主催の記者発表会では当プロジェクトの特徴は3点に集約されるとのこと。ひとつは「駅前大規模複合再開発」。タワーマンションの敷地部分は約1.7ヘクタール。空地の大きさを生かして約900本の樹木を植え、自然豊かな空間を創造する計画です。建物の構造は免震を採用。災害にも強い街づくりといえます。
ふたつには、大型マンションならではの「多彩な共用施設」を挙げています。植栽スペースなど外的環境をいかしながらテラスやデッキ、ラウンジにエントランス空間を工夫。定番であるパーティルーム、ライブラリー、フィットネスルームも併設しています。みっつには「立地の歴史」を。通称「花房山」は高台の恵まれた地形をいかし、古くから大名屋敷や高級官僚の別邸があった場所として知られています。都心の閑静な住宅街として知られる「城南五山」の一角であることも有名。
業界内では「分譲坪単価は@600万円超えか!?」と噂されています。正式には「価格未定」ですが、発端は「参考事例のひとつとなる駅前タワー『パークタワー目黒』の直近取引(同500万円台)が根拠になっているようです」(プロジェクト関係者)。反響は目標値6000件の3倍近い約18000件。関心の度合いも想像をはるかに超えるよう。
所在地 | : | 東京都品川区上大崎3丁目1,2番(地番) |
交通 | : | JR山手線「目黒」駅徒歩1分(ノースレジデンス) |
総戸数 | : | 940戸(分譲対象住戸661戸) |
専有面積 | : | 30.05m2~150.11m2 |
間取り | : | スタジオタイプ~3LDK |
予定価格 | : | 5000万円台~4億円台 |
竣工 | : | 2017年12月予定 |
構造/規模 | : | ノースレジデンス地上40階、サウスレジデンス地上38階建 |
売主 | : | 東京建物他 |
施工 | : | 大成・竹中建設共同企業体 |
詳細情報
「ブリリアタワー目黒」記者発表会の様子(2015年4月2日)
- 『家の時間』主宰
坂根康裕 リクルート『都心に住む』『住宅情報スタイル』元編集長。ブログ「高級マンション TOKYO」。All About「高級マンション」ガイドも努める。著書に『理想のマンションを選べない本当の理由』(ダイヤモンド社)