住まいの情報
2014年12月09日更新
ザ・パークハウス 追浜」の購入者分析
「ザ・パークハウス追浜」は京浜急行線「追浜」駅から徒歩10分(エレベータータワーまで)の大規模マンションです。2014年10月、全棟が竣工。このほどマスコミ等関係者内覧会が開催されました。以下、建物の特徴と購入者について記します。 本プロジェクトは、標高80メートル近い里山の開発事業です。ふもとの小学校グランド、車道新設に駅までのアプローチにかかる隧道(トンネル)改修も含め、開発総面積は約8.8ヘクタールにも及びます。完成した建物は標高約59メートル、敷地面積約5.4ヘクター […]
2014年12月03日更新
三角タワーのポテンシャル
第2回:キャピタルマークタワー キャピタルマークタワーの見た目のわかりやすい特徴である三角形状の外観デザインにはもちろん理由があります。湾岸物件は芝浦アイランドのようにエリア一帯を再開発するケースも多いですが、本物件は四方に既存建築がある土地にあとから建ったため、お互いの影響を無視できません。ひとつの解決策として、三角形状としたうえで5000㎡の公開空地により建物間の正対を避け、圧迫感を減らしています。 二番目の特徴は、こちらは見えませんが免震でしょう。さきの震災前で免震マン […]
2014年11月26日更新
都心湾岸物件8年目のリアル
第1回:キャピタルマークタワー 本シリーズは並みいる大規模物件の理事長経験者が執筆されていますが、筆者は港区芝浦の「キャピタルマークタワー(Capital Mark Tower)」の一住民で、役員経験もないことをお断りしておきます。もちろん管理組合員ではあるので、管理の視点を意識しつつ、あくまで個人の見解として都心湾岸物件の魅力をお伝えできればと思います。 キャピタルマークタワーが販売されたのは「湾岸戦争」とも呼ばれた時期です。いまでこそ湾岸といえば勝どきや有明エリアが中心で […]
2014年11月26日更新
柱の隠し方、梁の消し方 マンションリフォームのデザインのコツ
マンションリフォーム・リノベーション工事ならでは独特のデザイン手法に柱と梁の対処方法があります。一般の木造戸建て住宅であれば、木の柱は壁の内側に隠せるサイズですし、梁も当初から天井高さを考慮しておけば、大きな空間の天井に梁が走ることはまずあり得ません。鉄筋コンクリートのラーメン構造(柱と梁の構造)であれば、どうしても部屋の隅に柱が出てきたり、梁がある部分の天井が下がってしまうことは仕方がありませんが、設計当初から間取りと構造が調整されていれば、それほど目立つことはありません。 […]
2014年11月23日更新
「ザ・パークハウス品川荏原町」が即日完売
不動産経済研究所の発表によれば、2014年10月度首都圏マンション市場は供給戸数が3,125戸と9か月連続で前年を下回り、初月契約率も63.3%と好不調ライン(70%)を大きく割り込みました。これは、2009年2月(61.7%)以来の低水準です。販売単価は63.8万円/m2、同じく2か月連続の下落。つまり、売り出し戸数、売れ行き、価格のすべての要素がふるわなかったという結果です。現在のマンション市場全体を総括する限り、低迷と言わざるを得ません。 日本経済に目を向ければ、201 […]
2014年11月06日更新
西新宿五丁目北地区、第一弾は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」
「ザ・パークハウス西新宿タワー60」は市街地再開発事業の一環として分譲されるタワーマンションです。行政の計画上における事業名称は「西新宿五丁目中央北地区(A地区)」。対象区域は約1.5haになります。南北隣地はそれぞれ2.5ha(中央北地区)、0.8ha(中央南地区)等の再開発事業が現在構想中であり、将来的には6haを超える街の一画がすべて刷新されることになるでしょう。「レジデンスギャラリー」の入居する「新宿フロントタワー」28階からはそれらの区画全体が一望できます。 当該街 […]
2014年11月05日更新
2014年12月以降、販売予定の注目プロジェクト
(仮称)目黒駅前タワープロジェクト 目黒駅前再開発プロジェクトがいよいよ登場です。敷地面積は約1万7000m2。オフィス棟と地上40階建て「ノースレジデンス」、地上38階建て「サウスレジデンス」(いずれも仮称)の2棟の住居棟から構成。現地はJR山手線「目黒」駅から徒歩1分。住宅の総戸数は945戸。専有面積は30.05m2~150.11m2、間取りは1R~3LDK(1R=STUDIO)。入居は2017年12月下旬予定(サウスレジデンス)、2018年01月下旬予定(ノースレジデン […]
2014年10月29日更新
膨大な共用施設と維持管理の現実
第2回:パークコート麻布十番 ザ タワー パークコート麻布十番ザ タワーは、都心の暮らしに「自然の癒し」と心を豊かにする「アート」をテーマとし、上質な空間と時間を生み出す多くの共用施設が配備されています。 ■癒しを演出する室内植栽 分譲主 三井不動産レジデンシャルが、マンションの特徴としてチャレンジした大きな試みの一つは共用部の室内植栽です。2階共用部に「ヒーリングフォレスト(ライブラリー)」「アクティブフォレスト(ジム)」と称する、建物内の森があります。鉢植えでなく土に根ざ […]
2014年10月28日更新
新築中古ともに、マンション相場は踊り場入り!?
不動産経済研究所が毎月発表している「首都圏マンション市場動向」では、9月度供給戸数が3,336戸(前年同月比44.1%ダウン)、初月契約率は71.6%と好不調ライン(70%)をわずかながらクリア。単価は㎡当たり66.5万円(同6.6%ダウン)でした。マンション市場を単月のデータをもってして語ることは困難ですが、もしこの瞬間を一文で表すとするなら「値段が下がっても去年の半分程度しか売り出すことができなかった」となるでしょう。そして、じつはこのフレーズは意外にも現在の市場の実態 […]
2014年10月22日更新
都心プレミアム物件と地域コミュニティ
第1回:パークコート麻布十番 ザ タワー 都心部の立地に恵まれたマンションは、不動産的に「都心プレミアム」というカテゴリーでひとまとめにされますが、各マンションそれぞれ生い立ちがあり、独自性があるものです。 ■「パークコート麻布十番 ザ タワー」の場合 「パークコート麻布十番 ザ タワー」の場合、3Aと言われる「赤坂・青山・麻布」に属すエリアにありながら、下町気質の残る古くからの住宅街「三田小山町」の再開発として生まれたマンション、いわゆる「地権者のいる再開発物件」です。 マ […]