2010年01月27日更新
安曇野移住人気は古代から?
遅ればせながら安曇野からあけましておめでとうございます。あわただしくもすがすがしい年の初めをお迎になったことと思います。雑念煩悩多き私も年末のお礼参りと年始の初詣に地元穂高神社にもうでてまいりました。
昨年20年に一度の大遷宮で社殿も立て替えられてピカピカですが歴史の古い由緒あるお社です。そして、毎年秋のお船祭りが有名です。高さ6m長さ12mにもなる大きな船形の山車に穂高人形を飾り、安曇野の街中や田園地帯を曳いて練り歩き、神社へと曳き入れて、御船同士をはげしく衝突させ合うという豪壮なお祭りです。
なぜ海無し県の長野で船?それは物部氏、蘇我氏等より古い、天皇家直属の海軍だった安曇族が北九州からこの地に移住し、海を遠く離れてもふるさとを思い、祖神(おやがみ)である海神をお祀りしたからと言われています。はるか九州からこの地に移り住んだ安曇族そのルーツや移住の背景には謎とロマンが感じられ歴女ならずとも、わくわくしますね。
さて、現代でも安曇野は移住地候補のトップランキング常連です。その主な理由は、豊かな田園と北アルプスを望むダイナミックな風景、晴天が多く過ごしやすい気候、そこそこの交通の良さとまあまあの生活の利便さ、地価の安さ、そして移住者の多い安心感などでしょう。
しかし実際となると田舎暮らしに踏み切るには不安がつき物。
そんな不安や疑問に答えてくれるサイトや移住された方たちのBLOGは安曇野で検索されると沢山出てきます。と言っても、いきなり移住は大変ですから、まずはぶらり訪問、長期滞在、お試し移住?
我が家の近くにスタイリッシュな週末住宅が建築中です。別荘と言うと昔はたまに行くので、かび臭いイメージがありましたが、今は驚くほど時間的に近くなった都心。週末ごとに帰ってくるもう一つの家と言う暮らし方もありですね。心の中に小さな家の姿が見えてきませんか?それを少しずつ育てていく・・・・楽しみが増えますね。
風土とは土着の文化に新しい風が吹いてこそ育まれるもの。そういう面では雲湧き、水漲り、風吹き抜ける安曇野は移住者にも居心地のいい場所です。一年の計は元旦にあり。今年は思い切って将来の移住計画を立てられるのはいかがですか?
- 宮嶋洋子プロフィール
- 関西出身、産業福祉を専攻後、保険会社勤務。結婚を機に信州白馬山麓に移住。夫とロッヂを経営。夫が鉄工房Eisenを立ち上げると共に安曇野に移転。自らは羊に関わる紡ぎ、織り、編みのクラフトを楽しむ。
鉄工房Eisen:http://www5.plala.or.jp/Eisen/