2009年09月02日更新
残暑にやさしい朝ごはん「みょうがの甘酢漬け」
トレーの上の朝ごはん
夏も終わりにさしかかる頃、ほんの少し食のすすまない朝。そんな時は香りのとりあわせ、盛りつけを楽しむことを意識して食事の支度に掛かります。
今朝は
・みょうがの甘酢漬のおむすび
・五目大豆
・焼き茄子の八丁味噌仕立て
・きゅうり
・炒り大豆味噌
・小梅の梅干し(←写真、撮り忘れました!)
熱いごはんにみょうがの甘酢漬けをみじん切りにして混ぜ合わせ、少し小さ目のおむすびにします。五目大豆はつくりおき。出汁を引いたあとの昆布を刻み、ひじき、干ししいたけ、にんじんをラフテーの煮汁(以前に作って保存しておいたもの)で炊きました。暑い季節は粉山椒をふって仕上げます。
お味噌汁の焼き茄子は夕ごはんの時に余分にこしらえたもの。夏は八丁味噌の香りと酸味が食をすすめます。八丁味噌はすり鉢であたってから加えました。お味噌汁を作るとき、お味噌をすり鉢であたるとぐっと甘みが増してやわらかな味に仕上がります。慌しい朝はスキップするのが常ですが、食のすすまない時こそ、こういう手間が心をうるおしてくれるのです。最後にすり胡麻と青ねぎを。うーん、いい香り!
みょうがの甘酢漬け・・・
昆布で蓋をするように覆っています。
切った昆布を一緒に漬け込むのもおすすめ。
きゅうりは少しだけ縞目に皮をむいて板ずり、乱切りにしてお味噌を添えます。お味噌はなんでもいいのですが、今日は徳島の柚子の村で頂いた炒り大豆のお味噌です。ごはんにのせても美味しい。
食をすすめたい時に心がけていることは、小ぶりにすること。ほんの少し手間をかけてあげること。おむすびも小さめに、添えた青じその葉でくるんでぱくり。さらに焼海苔で巻いても美味しい。梅干しも小梅にしました。器もちょこちょこと小さなもので!手間をかける…いいかげんに作ったものはいいかげんにしか食べられないものですよね。
今日はお味噌をすり鉢であたりました。自家製の保存食を加えるのもおすすめです!小梅とみょうがの甘酢漬けが自家製です。小梅は比較的手軽なので初めての人に向いています。ただし、梅干しの仕込みは1年に1度、6月だけなので来年までお預け。
なので、今日はみょうがの甘酢漬けのレシピを紹介しましょう。
- <甘酢レシピ>
- A 赤梅酢100cc
- 水100cc
- 砂糖または蜂蜜大さじ2~4
- B 酢100cc
- 水100cc
- 砂糖または蜂蜜大さじ2~4
- 塩大さじ1
- *作り方*
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/
今日の器・・・
輪島・桐本泰一氏作 四方トレー ナチュラルオイル
仕上げ 京都・モーネ工房 五重丸1.AまたはBを鍋で合わせてひと煮たちさせて冷ましておく。
2.みょうが8~10個はサッと茹で、縦半分に切って切り口を下にしてザルに並
べて水気をきる。
3.清潔な容器(ガラスまたはほうろう)に1と2を入れる。保存は冷蔵庫。
☆半日で食べられます。甘み酸味は好みで調整してくださいね。
小さな変化をつけるように工夫すると、食べる楽しさが生まれます。
今日は小さなことが大切なポイントかもしれませんね。