2009年11月04日更新
紅玉りんごのピンクジャム
有機栽培の紅玉りんご
この季節はきまって 紅玉りんごのジャムを炊きます。
毎年わけていただく長野の有機栽培の紅玉りんごです。
糖度や大きさを競い、どんどん甘く大きく柔らかくなっていく日本の果物。
どうして香りや酸味は大切にされないのだろう、といつも不思議に思ってしまいます。
紅玉りんごも独特の酸味が随分やわらかくなってしまったけれど、りんごらし
い香りがする、小ぶりで可愛いこのりんごが大好き。
ガブリとかじったりして、そのままでいただくのが好きなのですが、有機のりんごは、あっという間に果肉が柔らかくなったり黒い斑点が浮いてくるので新鮮なうちにジャムに炊き上げて、美味しさをぎゅぎゅーーーっと瓶に閉じ込めてゆっくりゆっくり楽しみます。
普通のりんごジャムも黄金色に輝いて、たわわな実りの秋色が美しく捨てがたいけれど、
なんともいえない甘い色に仕上げるピンクジャムは幸せの味がするようです。
有機栽培のりんごだからこその真っ赤なりんごの皮も生かしたいしね!!
まずは剥いた皮だけを水で煮出して赤い煮汁をとるのです。
今日はりんごの皮を使って甘い色に仕上げる”紅玉りんごのピンクジャム”の作り方を紹介します。
紅玉りんごのピンクジャム |
- 【紅玉りんごのピンクジャム】レシピ
- *作り方*
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/
紅玉りんご(皮と芯を除いて) 500g グラニュー糖 250~300g レモン汁 1/2個分
1.りんごの皮を剥き、果肉はレモン汁(分量外)を加えた水に漬けて変色を防
ぐ。皮だけを小鍋に入れ、ひたひたの水、レモン汁少々を加えてしばらく煮
る。
2.別の鍋(アルミ以外)に1の煮汁を漉し入れ、グラニュー糖の1/4量を加えて
火にかける。いちょう切りにしたりんごを加えてしばらく煮る。
3.残りのグラニュー糖を3回に分けて加え、アクを取りながら煮る。
途中でレモン汁を加える。
4.りんごが煮崩れてトロミとツヤが出てくればレモン汁を加え清潔な瓶に詰めて保存する。今日のごはん
今日の献立は、
・紅玉りんごと大根、ブルーチーズのサラダ
・ゆで卵
・紅玉りんごのピンクジャム
・紅玉りんごと山ぶどうのジャム
・ライ麦のパン
・紅茶紅玉りんごと大根はいちょう切りにし、はちみつを加えたフレンチドレッシングで和えて角切りにしたチーズを加える。今日は到来物の黒大根を使用したので大根の皮が黒いです! チーズは好みのものでOK。
こういう半熟卵がいちばん好き!小鍋に湯を沸かし、沸騰したら卵をそっと入れて7分。 冷蔵庫から出したての冷たい卵です。スプーンにのせてそっと鍋に入れ
れば割れませんが、心配なら湯に酢を加えておきましょう。
今日の器・・・
ジャムの器 フランス・リモージュ marcel maronglu
サラダの器 デンマーク ROYAL COPENHAGEN
皿 スウェーデン GUSTAVSBERG
カトラリー 松本 日高英夫