2009年12月02日更新
玉ねぎのファルシー <丸ごとオーブン蒸し焼き>
玉ねぎのファルシー
暖かいお部屋で過ごすのが嬉しい季節になりました。
クッションカバーをウール素材にしたり、ソファカバーを暖かい色目に変えたり、室内履きをボア素材にしたりと、こまごまとした冬支度を愉しんでいます。
木枯らしが吹くような寒い日にコトコトゆっくり煮込む料理をつくることも冬の楽しみのひとつ。
ゆっくり煮込むシチュー、ふろふき大根、おでんや酒粕でつくる具だくさんの粕汁。
キッチンから漂う香りでごはん時が待ちどおしく、必要もないのに鍋を開けては味見をしたり…
ゆっくり時間をかけて作る料理は、高価な食材でなくても贅沢な気持ちを味わえます。
そんなことも寒い季節ならではですね。
今日紹介するのは身近な素材を使った冬ならではのお料理、玉ねぎのファルシーです。ファルシーは何か詰め物をした料理のこと。
詰め物というと、とても手が込んでいるように思いますが、これは玉ねぎ、冷ご飯、
ベーコン、生クリームがあればできるんですよ!あとは時間が美味しく仕上げてくれます。
くり抜いた玉ねぎ |
- 【玉ねぎのファルシー・丸ごとオーブン蒸し焼き】レシピ
- *作り方*
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/
玉ねぎ 小さいもの 5~6個 ベーコンまたはハム 2枚 ご飯 大さじ2~3 生クリーム 大さじ2~3 チキンスープ 適宜 チーズ(あれば) 適宜 塩こしょう バター
1.玉ねぎは上から1/5くらいのところを水平に切り取り、中を軽くくり抜く。
フルーツを丸くくり抜くツールを使うと便利(右上写真 手前)
2.くり抜いた玉ねぎをみじん切りにする(大さじ2程度)。
ベーコンもみじん切りにする。
3.鍋にバター少々を熱し、玉ねぎ、ベーコンを炒める。
玉ねぎがしんなりすれば、ごはん、生クリームを加えて軽く煮て塩こしょうで味を調え、
玉ねぎに詰める。
4.オーブンに入る鍋、または耐熱容器に3の玉ねぎを並べ、 玉ねぎの2/3が浸るくらいに
熱したチキンスープを注いで蓋をする。
5.180度に予熱しておいたオーブンに入れて玉ねぎが柔らかく煮えるまで加熱する。
6.好みでチーズをふりかけ、焼き色が付くまで加熱する。・オーブンがない場合は鍋でもできます。蓋をして、ゆっくり火を通します。
・生クリームがなければ牛乳でもあっさり仕上がります。
・小さな玉ねぎを使うと早く火が通ります。普通の大きさの玉ねぎは時間がかかりますが
その分とっても美味しく出来上がります。スープが蒸発して焦げないように水分量には
気をつけてくださいね。今日のごはん
今日の献立は、
・玉ねぎのファルシー
・かぼちゃのホイル包み焼き
・しいたけのホイル包み焼き
・プチトマトのオーブン焼きどれもオーブンで同時に調理できます。素材によって加熱時間が異なりますから、時間差をつけてオーブンに入れて仕上げてください。
アルミホイルにオリーブオイル(またはバター)を薄く塗り、切り分けたかぼちゃを並べ、塩をふり、密封してオーブンへ。タイムやローズマリー、セージなどのハーブを少し加えるといい香りで閉じ込められ、かぼちゃがとびきり美味しくなります。しいたけも同様に、しいたけにはニンニクをほんの少し効かせるのがおすすめ。プチトマトは密封せずに皮が少しはじけるまで焼くだけ。
大皿に盛りこめば、食卓が華やいで素敵な前菜に!!
これからの季節、集まりの時にも大活躍。
全てオーブンが仕上げてくれるのが嬉しい私のとっておきレシピです。
今日の器・・・
鍋 南部鉄
皿 HB(ヘドヴィッヒ・ボルハーゲン)
フォーク 日高英夫