2010年06月09日更新
冷やし白玉抹茶寒天
冷やし白玉抹茶寒天
毎日ここちよい爽やかな陽気が続いています。
さらさらとそよぐ風、やわらかく輝くお日さま
ついこの前まで手放せなったウールのカーディガンにさようなら~
Tシャツからのぞく腕は まだ陽射しに慣れていなくて少しこころ細気だけれど
あっというまに日焼けしてたくましくなるんですよね。
気温がぐっと上がると食の好みもぐっと変わります。
キリッとした白ワインが飲みたくなったり
酸味のきいたサラダが食べたくなったり・・・
つるんとして口あたりのいいものが欲しくなりますね!
気候がよくなると〈冷んやり〉したものが食べたくなります
〈キンキン〉に冷えたではなくって〈冷んやり〉なんです!
冷んやり、そしてつるんとした口あたりが美味しくって目がないものが白玉団子。
つるんと可愛い白玉団子、食べるのも好きだけど作る作業も大好き。
白玉団子は氷水の中で冷やします
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キュッキュときしむ真っ白な白玉粉に水を加えて練ります。
手のひらで生地の様子を確認しつつ加える水分を調節。
手のひらで白玉団子のご機嫌をうかがうこの感じも好き。
次は棒状にこねて等分に分け丸めていく作業
泥団子や粘土で遊んだ小さい頃の感覚を思い出し無心になって楽しめます。
料理教室でも白玉団子作りはいつも盛り上がるので、
やっぱりみんな好きなんですよね。
楽しみはまだまだ続きます!
丸めた団子を煮立っているお湯に投入してしばらくすると…
ひとつ、またひとつと、ふらふら揺れながら浮かんできます。
気が短いのか、あっという間にあがってくる団子もあれば
いつまでたっても鍋の底でじっとしている奴もいる。
『いつまでそこにいるつもり~?』と ちょっとつついてあげると
『だって お尻がくっついちゃててさー』なんていいながら あたふたと上がってくるんです。
団子ちゃん達がぜ~んぶ浮かび上がったら、氷水に落としてしばらく冷やします。
中心がまだほのかに温かいくらいが好き。
氷水の中で冷んやりつるっとした美人ちゃんになったらば 引き上げて水気をとります。
こんなふうに可愛くって美味しくって楽しい白玉団子が主役のおやつを紹介しましょうね!
- 【冷やし白玉抹茶寒天】
- *作り方*
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/
白玉粉 60g 水 50~60cc 砂糖 小さじ1
抹茶 大さじ1 砂糖 50g 湯 120cc 粉寒天 小さじ1 水 100cc
茹で小豆(甘みのついたもの) 好みの量
寒天はざっくり切り分けて
1. 小鍋に水、粉寒天を入れて火にかけ煮溶かして火を止める。 2.
抹茶はふるって砂糖と合わせ、湯を少しずつ加えながら練るようになめらかにのばして1に加え、平らなバットなどに流して冷やし固める 3.
白玉粉と砂糖をボウルに入れ、水を加減しながら加えて練る。
なめらかにまとまれば棒状にのばし、12等分にして丸める。4.
鍋に湯を沸かして白玉団子を加え、浮かんでくれば氷水にとって冷やし、水気をきる。 5.
器に茹で小豆(甘さは好みに調整する)、切り分けた寒天、白玉団子を盛り付ける。
きょうの器
ガラス器 林久美子
マット ヨーガンレール
レンゲ ヨーガンレール
<note>
・抹茶寒天はきれいに切ろうとするより不揃いに切る方がおもしろくて好き。
・茹で小豆は市販のもので気軽に。
甘みが少なければ砂糖を適宜加えて一度煮てから冷やします。
私は京都・北尾のゆであずきの缶詰に水と和三盆を加え、甘みと濃度を好みに調えて使うことが多いです。
もちろん時間にゆとりがあれば小豆から炊くのがおすすめ。