2010年09月08日更新
いちじくのジェラート
いちじく
残暑という言葉では片付かないくらいの気温が続いています
夏バテ、食欲不振とは無縁の私も、さすがに9月まで続く猛暑にはウンザリ
空や風に秋の気配を探しては『もうしばらくのしんぼう』と云いきかせています
最盛期を迎えるはずの秋刀魚も不漁でなかなか手が出ないお値段のまま
くだものは収穫が遅れていてお値段も・・・
それでも9月の声を聞いても桃が美味しくいただけることを喜んだり
高い食材は少量でも満足できるレシピの工夫を考えたり
愉しいことを発見するのが嬉しいのです
お値段の張る今年の秋刀魚
1人1尾を食べきる塩焼きはお預けにするかわりに
オイルサーディンならぬオイル秋刀魚にしています
身をほぐしてサラダにすれば1尾分でも複数人で楽しめる季節の一品になります
時間がたっても美味しいので数回にわけて味わうこともできます
天気はいいのだけど朝夕の気温が下がらないせいか
果樹にも影響がでているようです
生食向きに生産されている日本のくだものは、
甘く瑞々しくて加熱するにはもったいないのですが
糖度のあがらないくだものはコンポートにしたりと、工夫のしがいがあります
いちじくのスムージー
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初夏のさくらんぼ、夏の桃、秋のいちじく、冬の林檎
季節ごとに楽しみにしている大好きなくだものです
今はまさにいちじくの季節
しかしながら いちじくもなかなかの高級フルーツ
庭の木からもいで好きなだけ食べるのは今や懐かしい夢のようなおはなしです
小さな頃は、ちょっと陰気にくすんだ緑の葉や、子供の目には美しいと思えなかった果実の色のせいあってか、どしんとした香りと甘みが苦手でしたが
いつのまにやら大好きなくだものトップグループに君臨しています
初秋の愉しみのひとつはいちじくのジャム作り
もちろん 生でかぶりつくのも大好き!
(できれば立ったままでかぶりつきたいデス)
ヨーグルトと合わせて凍らせると、
色も香りも存分に楽しめるとびきり美味しいジェラートになります
作り方もとっても簡単!!
今回はいちじくのジェラートのレシピを紹介します
9月いっぱいまでこの暑い日が続く・・・なんて気が遠のくような予報に打ちひしがれ
そうですが 美味しいいちじくのジェラートをつくって乗り切りましょうね!
いちじくのジェラート
- 【いちじくのジェラート】
いちじく 2個 プレーンヨーグルト 180g はちみつ 40~50g レモン汁 小さじ2 白ワイン 小さじ2
1. |
いちじくは皮をよく洗い、皮ごと手で割るようにしてミキサーに入れ、他の材料も全て加えて攪拌する |
2. |
器に移し入れて冷凍庫で凍らせる 固まる途中で3~4回かき混ぜる |
きょうの器 白い陶器 フランス・リモージュ marcel maronglu 白い布 東京 松本朱希子 ガラス 不明 |
<note>
・いちじくは皮ごと使うと香りも色もより強くなります
・皮をのぞくとデリケートな色と味わいの仕上がりになります
いちじくとヨーグルトは同量と考えて、ヨーグルトを加減してください
・凍りきる前に何度かかき混ぜるとなめらかに仕上がります
・食べるすこし前に冷蔵庫に移しておき、少しゆるんだところでもう一度かき混ぜてからいただくとなめらかさを保てます
・時間がないときは冷凍庫でよーく冷やしてグラスに注げばスムージーとして楽しめます
この場合ははちみつを少なめにする方がいいですね
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/