2011年05月11日更新
ホワイトアスパラガスのチーズグラタン
今回のたいへんな災害については あまりにも様々な想いが溢れすぎて
どのような言葉に表していいのかわかりません。
困難な生活を強いられている方々が少しでも早く少しでも安らかな時がもてる日がくることを
毎日毎日お祈りしながら私のすべきこと、私のできる事を継続していきます。
また今月より連載を始めます、どうぞよろしくお願いいたします。
ホワイトアスパラのチーズグラタン
=ホワイトアスパラガスのチーズグラタン=
春から夏へと季節が進みはじめています
木々の芽吹きとともに初夏の訪れを感じるしあわせ
この季の愉しみは なんといってもアスパラガス!
アスパラガスにはホントに目がなく専用の鍋まで購入してこの季節に備えているほど(写真参照)!これを使うと長いまま立てて茹でられるので 根元の固い部分が浸かるだけ湯を張っておけば柔らかい部分は蒸気で加熱できます
≪ホワイトアスパラガスってグニュグニュした変わった香りのする缶詰だ≫
そんな認識を180度変えてしまったフレッシュのホワイトアスパラガスとの出会いは20年以上前の出来事です
北海道から一般消費者にむけた流通はなくヨーロッパからの輸入ものでした
どのくらい美味しいと感じたのか
ヨーロッパの食文化への憧れだったのか定かではないけれども
それ以来ホワイトアスパラガスというものに非常に敏感になり
レストランでメニューに載っていると真っ先に注文!
アスパラガスを食べたくて季節を選んでパリやベルギーにも行きましたが
レストランでいただくだけではあきたらず
パリの青空市場に並ぶ立派なアスパラガスを眺めては調理したくてうずうず
いつかは思う存分料理してみたいと思いながら写真に収めるのが精一杯でした
香川のアスパラガスたち
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北海道のホワイトアスパラガスが取り寄せられるようになったのはいつからでしょうか? 15年くらい前?(今回はなんだか振り返り話ばかりですねー)
その後北海道に続き長野、新潟、香川、九州など各地でつぎつぎ栽培されるようになり いちばん歴史の長い北海道にはなかなか敵わなかいように感じていた地域のアスパラガスもとっても美味しくなっています
4月からGW過ぎまでは香川県のアスパラガスが旬
このアスパラガスも香川県産です
ホワイトの他グリーンはもちろん紫色のアスパラガスもあります
紫は生産量がまだ少なく取り寄せ以外は入手しにくいのですが 皮をむいて茹でると驚くほど美しい緑色になり 甘みも旨味もとっても濃くって太陽の味がするような気がします
きょうは一般的にも手に入るようになったホワイトアスパラガスの簡単なグラタンを紹介しますね!
ホワイトソースは使わずチーズと生クリームを合わせるだけの楽々シンプルレシピです
アスパラガス専用の鍋!
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- 【ホワイトアスパラガスのチーズグラタン】
<材料> ホワイトアスパラガス 6本 好みのチーズ 60g 生クリーム 60cc ベーコン 20g 塩こしょう バター
1. |
ホワイトスパラガスは穂先の下から皮をむく。 根元は3〜4分 穂先は2〜3分を目安に塩茹でする。 チーズをおろす、ベーコンは細く切る。 |
2. | チーズの半量と生クリームを合わせて塩こしょうで味を調える。 |
3. |
耐熱皿にうすくバターをぬって3のソースを流し、アスパラガスを並べて残りのチーズを回しかけ、ベーコン、バターを散らす。 |
4. | 210度に予熱しておいたオーブンで焼き色がつくまで焼く。 |
きょうの器 耐熱皿 フランス APILCO 鍋敷 フィンランド JANI MARTKAINEN |
<note>
・ピーラーを使うと皮がむきやすいです 根元は2、3回むいてください
・フライパンを使うと長いまま茹でられます 手に持って根元だけ先に茹でて
時間差をつけると均一に茹で上がりますが やけどしないように注意してください
・グリーンアスパラガスでも同じ作り方で美味しくできます
グリーンの場合は根元だけを軽くむいてください
・チーズは溶けるタイプのものでもOK
パンチの強いものやブルーチーズもおすすめ
今回はパルメザンチーズとエメンタールチーズを合わせました
- 平山由香プロフィール
- 豆、雑穀、スパイス、野菜を使ったやさしくやわらかな味わいのレシピが得意。つくることで心がうるおう、食べる人の心と体がうるおう料理を目指し、食卓まわりのさりげない愉しみ方と共に提案している。
料理教室<キュイエール>主宰。神戸市在住
HP:http://www.cuillere-hitosaji.com/
blog:http://cuillere.exblog.jp/