2010年07月14日更新

ロイヤルリゾート・那須

５回目の掲載。今回はリゾート＆避暑地の那須について簡単にご紹介しましょう。

 避暑地として有名な栃木県の那須高原は関東地方の最も北に位置し、東京から約１８０kmの距離。
「素楽」soraはその那須の中でも福島県と隣接する最北エリアにあり、福島県西郷村までは車で１０分程の距離。標高６００メートルで夏の平均気温は２８度。関東地方でありながら北海道に気候が似ており、酪農が盛んな場所である。
東北新幹線や東北自動車道など首都圏からのアクセスの良さもあり、多くの観光客や別荘族が訪れる人気の避暑地・リゾート地である。

また、皇族方がご静養される「那須御用邸」もあることから「ロイヤルリゾート那須」としても知られており、那須町では「ロイヤルリゾート那須」に相応しいように屋外広告物について町の景観条例が定められている。おなじみのコンビニやファミレスなどのお店の看板も特定された那須エリアのものは通常のものとは違い、色や大きさなどが制限されている。

来春からは那須御用邸用地の一部が日光国立公園「那須平成の森」として一般開放される。
現在整備が進められているこの森は、那須御用邸用地約１２００ヘクタールのうち北側の約５６０ヘクタール（東京ドーム約１２０個分）を一般の人が自然に親しむために開放するもので、今でも手つかずの原生林が多く残され、多様な自然環境を維持している貴重なエリアとされている。
この森の中には皇族方のご休憩所として使われていた「清森亭」もある。

 また、うちから車で５分程の「那須町共同利用模範牧場」内には皇太子ご夫妻のご成婚を記念してつくられた「御成婚の森」と呼ばれる森があるなど自然豊かな那須ならではの皇室との関わり方がある。（「那須町共同利用模範牧場」は通常は一般公開されていません。）

 話はがらりと変わって、あまり自慢できるものではないのだが、栃木県は雷の発生回数が日本一多い県らしい。
確かに今くらいの時期から雷注意報は毎日のように出ているし、特に山沿いの那須では夏場になると、２日に１回くらいの頻度でそれも午前中からゴロゴロゴロゴロ聞こえ始める。晴れていたかと思えば急に黒雲が空に垂れ込め、突然バケツをひっくり返したような激しい雷雨になる。
那須に住んで最初の頃は、愛犬インディと散歩中に何度急な雨に打たれたことか。家の周辺は牧草地ばっかりだから途中で雨宿りすることもできず、インディ道ずれにずくずくになりながら悲しく家に到着なんてことがよくあった。
今では夏の山沿いの天気も学習し、午前中で晴れていてもなんか山の雲行きが怪しいと思ったら必ず傘を持って行ったり、散歩をさっと終わらせるようになったけど。
落雷が多いということは停電も多い。当初は停電（と言ってもほとんどが瞬間停電です。時々長いのもあるけど。）があまりにも多いので、こんなに頻繁に停電するなんてうちはどこかおかしいのかと思ったものだが、那須ではどうやらどこの家でも同じらしい。
雷日本一エリアの迫力満点の山の雷「ゴロゴロゴロゴロ、ピカッッ！ドッッッツガーーーン！！！」は今だに慣れることはない。

那須に住んで８回目の夏、雷様（栃木県では昔から「らいさま」と言うらしい）の季節が今年もやってきた。

「らいさま、どうか今年もほどほどにお願いしますね。」