2011年01月12日更新
ほんわかあたたかな家
2011年、新しい年が始まりました。今年もお付き合いのほどよろしくお願いします。
この時期、「素楽」soraではよくお客様から「ログハウスって暖かいですよね。」と言われる。
ログハウスの魅力の一つ、ほんわかと暖かなこと!
北欧や北米、カナダなどの寒冷地にはログハウスが多いし、日本でも北海道ではログハウスをよく見るけど、沖縄では見かけないことからしてもログハウスは寒さに強く、暖かい家であることには間違いないのだろう。
東京、埼玉と比較的暖かな土地で暮らしてきた私は、那須の山の冬の寒さと風には今だ慣れず、なにせ真冬の那須では最低気温がマイナス10℃近くになる日がある。うー寒すぎる。外出したくない。その気温の低さに更なる拍車をかけるのが冬場の那須連山から吹き下ろす乾っ風「那須おろし」。ひとたび吹けば、風速10メートル以上と台風並みの強さ。今まで近所のいくつかの納屋などがすっ飛ばされたのを見たことがある。
ちなみにこの冬に吹く強い季節風は日光地域では「男体おろし」と言われている。
ハンドカットのログハウスは丸太を横に組み上げただけの壁。
これだけでは特に寒冷地では断熱は不十分なので、丸太と丸太の間には溝が切ってあり、その中に断熱材が入れてある。
しかし、丸太組工法上や木の材質上、丸太と窓枠の間などに多少の隙間はある。
実際に「那須おろし」の時に窓際に行くと「ピューー」と音がするし。
ログハウスは太い丸太自体が高断熱な素材であることは確かだけど、高気密とは言い難いかも。
最新の高気密、高断熱の住宅に住んだことがないので、それと比較した場合にログハウスはどうなのか分からない。私が言えることは、今まで住んだ場所の中で那須がダントツに寒い所だけど、今まで住んだことのある家の中では一番暖かさを感じる家だということ。特に木の保温効果により朝起きた時ほんわか暖かいなーと。この「ほんわか」感は今までの家では感じることがなかったものだ。
四季折々の風景に調和するログハウス。中でも冬の雪景色に佇む姿が一番好き。
那須の冬は風がビュービュー強いし、時々地吹雪で前が見えないし、道路はガチンガチンに凍っているし、とにかく寒さが厳しいけど、そんな凍てつく寒い日に外から帰ってくると体中がほっこりするのは部屋が暖かなだけではなく、木の持つ温もりがあるからだろう。
おそらく冬に「素楽」soraにいらっしゃるお客様も体感気温だけではない木のやさしい温もりによって「ログハウスは暖かい」と感じられるのではないだろうか。
これからますます寒さ厳しくなります。
どうかみなさまも風邪など召しませぬようにお体ご自愛下さい。
- 堀田はるみプロフィール
- 東京都出身。日本ハウズィング(株)に10年勤務後、大和ライフネクスト(株)(旧(株)コスモスライフ)に5年勤務。在職中に宅地建物取引主任者、管理業務主任者資格取得。2003年宿の開業とともに栃木県那須町に移住。現在は那須の大自然を楽しみながら夫と犬と暮らす。
ハンドカットログハウスの宿「素楽」sora:http://www.ayado.com/