2011年10月19日更新
山ガールデビュー!?(その2)
今年の秋がやってきた。那須ではもう間もなくすると冬が駆け足でやってくる。
そんなに急がなくてもいいよと毎年思う。
そんな束の間の那須高原の秋を満喫しようと
今年は初めて山登りに挑戦してみた。
以前「山ガールデビュー」という記事を書いたが、今回が本格的な山デビュー。
毎日家の窓から朝に夕に眺めている那須連山。
いつかあのてっぺんでおにぎりを食べてみたいと思い続け、
この度、地元の山登りのお仲間に入れていただくことになった。
行き先は茶臼岳の紅葉の名所「姥ヶ平」と言われる場所で、往復で4時間あまりの初心者向けコース。
事前に登山経験豊富な地元の先輩方からアドバイスを受け、アウトドア専門店にたびたび足を運び、登山用「三種の神器」と言われる登山靴、レインウェアー、リュックを購入。(いいものだと結構なお値段なのね。)
山関連の雑誌も読んで、気分はすでに山ガール。
前夜にはおにぎり3種類作って準備万端。気合い十分!
ところが、なにせ雨女の私、当日の天気予報は1週間前から雨!
雨でも決行!と初めから聞いていたのでそれなりに覚悟はできていたし、
やっぱり雨は嫌なので行きたくありませんでは
もう二度と誘ってもらえないかもしれない。
「三種の神器」も高いお金出して買っちゃったことだし、もう行くしかない。
登り始めはかろうじて曇り、途中から霧雨程度、
最後は予報通り本降りの雨となった。
山頂付近の気温は6℃。途中、山の稜線では飛ばされそうになるくらいの強風が吹き、歩いている時はそうでもなくても昼食時など止まると急に冷えてくる。
夢に描いていたあの山のてっぺんで食べたらさぞおいしいだろうおにぎりは冷たい雨と濃霧の中、かじかんだ両手の中で冷えきって固くなっていた。
それでも、悪天候の中でも明るく陽気で愉快な山仲間達のおかげでとても楽しい山デビューだった。
山登りの大先輩曰く「山登りの楽しみは行く前の妄想。途中は辛いだけで、なんでこんなとこに登っちゃってるんだろう?って思う」とか…
確かに、行く前に山の雑誌を眺めたり、お店でギアを選んだり、おにぎりの具は何にしようかしらなどと考えている時が一番楽しかったかも…
毎日家から眺める那須の山々。
また登りたい。
そしてまたあのお山のてっぺんでおいしいおにぎりが食べてみたい。
- 堀田はるみプロフィール
- 東京都出身。日本ハウズィング(株)に10年勤務後、大和ライフネクスト(株)(旧(株)コスモスライフ)に5年勤務。在職中に宅地建物取引主任者、管理業務主任者資格取得。2003年宿の開業とともに栃木県那須町に移住。現在は那須の大自然を楽しみながら夫と犬と暮らす。
ハンドカットログハウスの宿「素楽」sora:http://www.ayado.com/