2013年10月11日更新
大阪・中之島散策/ 鯵のシチリア風パン粉のパスタのレシピ
国内の都会が続きます。
休日の中之島はふだんの顔とはうってかわって静か。新しいビルが建ち並ぶオフィス街の静寂、不思議な空気が流れていて新鮮です。
神戸から出かければ中之島散策も旅のうち。
あっ そうじゃないかも。
旅とは物理的な距離ではなく日常生活からの距離感なのかもしれませんね。
<貴婦人と一角獣>
この日の目的は大阪国際美術館の<貴婦人と一角獣>展。中世に作られた6枚のタペストリー(室内装飾用の壁掛け織物)のテーマは人間の五感。味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚。五感なのになぜ6枚?そう、6枚目のテーマが謎で、いまだに解明されていないそうです。
音声ガイダンスでゆっくり愉しんでいたらお腹がペコペコになっていました。今日は決め込まずに時間を過ごすことにしていたので、ランチのお店候補は無し。友人とブラブラ歩いていると2人の美味しいアンテナがピピッと反応。看板はシチリア料理!『ここだーっ』とお店に入るも、時計は14時半過ぎ、すでに皆さんデザートタイム。厨房は片付けにかかり始めていました。
ダメもとで『オーダストップですよね?』と尋ねると、『簡単なランチでおまかせいただけるならどうぞ!』と笑顔の応対。うれしーなー、こういう出逢いが旅をもりあげてくれるんです。
<シチリア料理のランチ>
前菜プレートが運ばれてきました。せっかくだからとスプマンテもお願いし、休日の中之島散策に乾〜杯!
お次はショートパスタのスープ仕立て。素朴でやさしい味は家庭的、体にすーっとはいってきます。いいなー、うれしいな。心をほこほこさせてくれるパスタをしみじみと味わいました。
調べてみると夜は予約が必要な人気店とのこと。人気があっても通りがかりのたった2人の客に親切に対応してくれる・・・。いや、だから人気があるんだな。 すてき・・・今度は予約をして夜に伺います、時間を気にせず ゆっくり ね。
今月はこのお店に敬意を表してシチリア風のパスタのレシピを紹介します。シチリアは鰯や茄子の料理が有名。またチーズの代わりにパスタにパン粉をふりかけるのも特徴のひとつです。
<鯵のシチリア風パン粉のパスタ>
料理教室cuillereのレシピから。本来ならば鰯とレモンとするところを鯵と季節のかぼすでアレンジ。秋刀魚もおすすめですよ。ロングパスタは倍量の120gで!
=材料と分量= 2人分
ショートパスタ 60g
鯵(塩をふっておく) 上身1尾分
にんにく 1/2かけ
赤唐辛子 1個
ミニトマト 5個
パン粉 大さじ2
パセリみじん切り 大さじ1
アンチョビペースト 小さじ1
かぼす絞り汁・皮 1/2個分
Exv.オリーブオイル 塩こしょう
<作り方>
1.フライパンに潰したにんにく、赤唐辛子、オリーブオイルを入れてじっくり加熱する。水気をふいた鯵は皮目からこんがり焼いて取り出す。
2.1のフライパンにアンチョビ、オリーブオイル、パン粉を加えてカリカリに炒めてパセリを加えて取り出す。
3.2のフライパンに鯵を戻して身をほぐしながら混ぜ、切り分けたトマト、かぼす絞り汁、オリーブオイルを加える。茹で上げたパスタを加え、塩こしょう、オリーブオイルで味を調える。盛りつけて2のパン粉、おろしたかぼすの皮をふりかける。