2014年05月12日更新
高知・室戸 西山台地の柑橘/小夏のレアーチーズケーキのレシピ
世界的に貴重な地形、地質が楽しめる『世界ジオパーク』に認定された
高知県室戸の西山台地を訪ねました。
高知市内から太平洋に添った道を東へ東へと車を走らせ、まずは室戸ジオパークへ。室戸の地形について説明を受けました、大人の社会見学ですね!
3D用の眼鏡をつけて地図を見ると、四国の地形が立体的に浮かび上がります。海洋深層水が室戸でくみ上げられる理由がよく理解でき、軽い興奮状態。
これから向かう西山台地のイメージがふくらみます。が、海岸の背後に切りたつ崖の上に台地があるなんて、まだピンときません。
坂道を車で登ると碧く輝く太平洋が見渡せ、木々に囲まれたところに畑がありました。30万年前に地震によって隆起した海成段丘。
そこには肥沃な台地が広がり、黒潮の影響で平均気温が高く、ひと足早く高知の作物が収穫されます。
特産物の<西山きんとき>(さつま芋)は甘く味わい豊か。びわや西瓜、柑橘類もとびきり甘く育つとのこと。海洋深層水で育てられる茄子も美味しんだそうです、食べてみたいなー。
私たちを受け入れてくださった宇賀さんは、お父様から受け継がれた畑でさつま芋や柑橘類を栽培されています。料理教室用の土佐小夏を収穫させていただきました。小夏はまだ高知市内には出回っていなかったのですが、どうしても4月の教室のデザートに使いたかったのです。ほんと、ひと足早いんですね!
甘夏の収穫でお忙しい中、矢継ぎ早な平山の質問に答えてくださり『この木が甘いよ』と宇賀さん、高知の方はやさしいな、ありがとうございます。
教えてくださった小夏の木は既に採りやすいところは収穫済み。高いはしごと高枝鋏を使わなければなりません。そこはオクラ農家の堤君にお任せして、平山は手の届く範囲で楽しく収穫!
小夏は林檎の皮のようにくるくると、白いワタの部分を残してむきます。
白いワタごといただくんですよ。果汁は甘く、薫りは爽やか・・・まさしく初夏の口福。
宇賀さんの小夏を使った料理教室のデザートはベイクドタイプのチーズケーキでしたが、ここではオーブンを使わないレアーチーズケーキのレシピを紹介しますね。教室のデザートは
コチラからご覧ください。
冷たく冷やしたレアーチーズはこれからの季節にぴったり。
もちろん小夏でなくても他の柑橘や果物でアレンジできますよ。
<小夏のレアーチーズケーキ>18×9角形 または18cm丸型
クリームチーズ 150g
砂糖 70g
プレーンヨーグルト 100g
レモン汁 大さじ2
板ゼラチン 7g
生クリーム 150g
カステラ 2切れ
小夏 3個
ミントの葉
<作り方>
下準備:板ゼラチンをふやかす。クリームチーズを室温にもどす。
カステラは厚みを3枚にスライスし、型の底に敷きつめる。
1.クリームチーズを柔らかく練り、砂糖を加えて混ぜ、プレーンヨーグルト、レモン汁を加える。
2.ふやかしたゼラチンを湯煎で溶かし1の生地を大さじ1加えて混ぜ、
1のボウルに加えてなめらかに混ぜ合わせる。
3.7部立てに泡立てた生クリームを2に加えて合わせる。
準備した型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
4.型を外して切り分けた小夏を盛りつけ、ミントの葉をあしらう。