2012年07月18日更新
エアコンなしで夏の暑さをどうしのぐか
梅雨明けを迎え、夏の到来です。わが家では恒例となった緑のカーテン、3年目を迎えた今年は、ゴーヤとリュウキュウアサガオ(品種名「ケープタウンブルー」)、パッションフルーツをプランターに植えてみました。スクスクとつるを伸ばして、梅雨明け前からそれぞれ花を咲かせ始めています。土間にはそのほか、サトイモやイチゴ、トウモロコシ、インゲンマメなどの鉢が並んでおり、実ににぎやか。先週には昨年も使った、農業用の遮光シートを軒先にかけて、土間に日陰をつくりました。コンクリートへの蓄熱が減ったせいか、それだけでも体感温度がずいぶん変わったような気がします。
今年も節電が呼びかけられています。おそらくエネルギー問題に出口が見えるまで、つまりは私たちの世代が生きている間は、ずっとそういう状態が続くのではないでしょうか。
ならば、少しでも気持ちよく汗をかく過ごし方を試みたほうが、前向きに生きていけるように思います。
そんなことを考えていたら、仕事部屋のクーラーが壊れてしまいました。ずいぶん古いものなので寿命でしょう。いい機会なので、ちょっと我慢してみようかなと思っています。まあひと夏で懲りて、来年には新型の省エネエアコンに買い換えているのでしょうが…。
昔、ある学舎さんが「日本で知的生活をおくるにはエアコンは必須である」といった意味の発言をしていましたが、私も同感です。暑さに弱いという個人的な事情以外にも、汗で資料が傷んでしまう、扇風機の風で資料が動いてしまうといったデメリットをすでに体験しているところです。
そこで今試みているのは、仕事の時間帯を変えること。日中は手配や連絡、準備などを優先させ、早めに寝て、夜中の3時ごろに起きて原稿の作成にかかる、といった具合です。まあ、これも編集部や仕事先との段取りもあるので、そうそう理想的にできているわけではありませんが…。
ともあれ、自分で何ができるのか、どこまでできるのかを確認してみたいと思っています。ただいま2012年版の私的節電生活を模索中です。
- 渡辺圭彦プロフィール
- 1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。