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住宅ライターの家づくり奮闘記

冷蔵庫置き場の間口をチェック。設計時に大きいものへの買い換えを想定して、広めに確保していたので、471リットルの製品も問題なく置けそうです。

お向かいの家も完成に近づいてきたようです。どんな人が購入するのか、ちょっと興味深いところです。

2012年12月12日更新

家族構成の変化に合わせて省エネ家電への買い換えを

 わが家の冷蔵庫を新しいものに取り替えることになりました。結婚以来、使用しているのでもう15年以上にもなります。子どもが成長してきたこともあり、冷蔵庫の中身は、冷蔵部分も冷凍部分もいっぱいに…。わが家では野菜もよく食べるので、野菜庫も現状では足りません。扉を開けるたびに、棚に詰めたタッパーや瓶詰めが飛び出してくるようになったので、さすがになんとかしようということになったわけです。

 まずは、あらためて今使っている冷蔵庫の取り扱い説明書の仕様欄を見直してみました。容量は310リットルとなっています。家電業界では、必要な容量について、一般的に次のような算出方法を目安にしています。

冷蔵庫の容量=(70リットル×n)+100リットル+70リットル
(※ 70リットル=1人分の容量、 n=家族の人数、 100リットル=常備品容量、70リットル=予備スペース) 

 ということだと、現状でわが家で使っている冷蔵庫は新婚用くらいの容量だということになります。子どもが2人いる状態では、容量が足りなくて当然ですね。

 そこでネットで検索して500リットル前後の冷蔵庫の価格相場を調べてみました。10万円~20万円台と幅は広いのですが、予算もあるので12万円まで、とすることに。

 メーカーを3社ほどに絞って、実物を見に量販店へ。引き出しが奥まで開けることができる某社とちょっと迷いましたが、野菜庫が下段でなく真ん中にある、ということが決め手になり、東芝の製品を選ぶことに。各社とも冷凍庫に特徴があったり、冷蔵部分の収納方法に工夫があったり、と調べてみるとわりと違いがあるので、重視するポイントを事前に決めておくと後悔なく選択できそうです。

 あと、設置スペースも事前に計測しておくと安心できます。本体の大きさ+クリアランススペースはカタログに記載されているので、容量や価格とともにチェックしておくといいですよ。

 最近の製品は省エネ性能が格段に向上しています。古くて小さい冷蔵庫にモノを詰め込むよりは、新しいものに替えたほうが電気代も安くなるように思います。24時間電気を使うものなので、省エネ性能の違いはのちのち大きな差になるのではないでしょうか。年末年始は新しい冷蔵庫の使い勝手をチェックしてみたいと思っています。

住宅ライター 渡辺圭彦

渡辺圭彦プロフィール
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。
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