2014年02月24日更新
大雪の日に気づくこと
今年の2月は首都圏でも2回の大雪に見舞われ、各地で多大な被害が発生しました。私も2月8日(土)は埼玉県で住宅撮影の予定があったのですが、「猛吹雪」という恐ろしい天気予報を前に思案し、翌日に延期することに。
「まあ多少積もっても雪がやんで晴れ間が出たほうがいい。外観撮影のときは雪かきすればいいし」などという、私の甘い考えはあっさりと裏切られ、夜半まで降り積もった雪はこんもりと膝下まで…。
とりあえず交通機関の運行状況をインターネットで確認して、朝早く土間と家の前まで出る通路の雪かきを。まだ7時頃だったので、シャベルの音が響かないように、静かに。
家から駅までは普通は15分ほどで歩けるのですが、路地の雪をかきわけ、凍結した大通りの坂道に足をとられながら、実に倍の30分をかけて到達。いつもと違う筋肉を使って、この時点ですでに太腿に筋肉痛が…。
そしてその翌週金曜日も吹雪に…。夕方都心で打ち合わせがあったのですが、早めに切り上げて帰宅。土曜日には気合いを入れて再度雪かきに。
幸いわが家のある路地は、みなさん雪かきをなさるので早々に通行できる状態になるのですが、近隣を見ると、高齢家庭なのか、日中仕事で出ているのか、雪が積もった状態の路地も多々見かけました。こうした非常時に地域の特性というものが顕在化するのかもしれません。
とりあえず、通常のシャベルだと重いし、腰にくるので、今年は年末までに雪かき用のプラスチックスコップを買っておくことにします。しかし、首都圏でこんなものが必要になるとは…。まあとりあえず2回とも地方出張が絡んでいなくてよかったです。地域によっては帰れなくなっていたかも…。
- 渡辺圭彦プロフィール
- 1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。