2014年11月19日更新
食品庫の棚をシャワーカーテンで隠す
大きめの締め切りを終えて、一段落していた11月中旬。わが家を設計・施工してくれた工務店、ますいいリビングカンパニーから、「お住まいの写真を撮らせてください」という連絡がありました。
同社の設立15周年を記念した書籍の編集を私がお手伝いしており、その中で「これまでの施工例をいくつか紹介できるといいですね」などと話していたのですが、まさか築5年になるわが家にお鉢が回ってくるとは…。ほかにもいい家、いっぱいあるでしょうに…。まあ、頼みやすかったんでしょうね。
妻とふたりで「どうしよう」と頭を抱えてしまいました。わが家は予算の都合もあって収納らしい収納は設けず、ほぼ棚も丸出し。まずは、キッチン横の食品庫の棚をなんとかしよう、ということになりました。
幅180cm、高さ186cmを覆うような布で棚を隠してしまうため、ホームセンターでカーテンを吊すワイヤーを購入。ただ、このサイズのカーテンとなると、4000~5000円もすることがわかりました。既製品の寸法ではいまいち合わないし…。単なる目隠し用だから、防炎とかの機能やデザイン性もいらなくて、普通の布でいいんだけどなあ。
そこで今度は翌週、IKEAに足を運び、浴室用のカーテンを見つけてきました。幅180cmで高さ200cmで1000円未満。ワイヤーをちょっと高めに設置すればちょうどいい。シャワーカーテンなので、薄いけれどもそこそこ向こう側を見えなくしてくれます。
キリで下穴を開けて、金具をねじ込んでワイヤーを張って、クリップが付いたリングを12個通してシャワーカーテンを下げるだけ。お手軽に棚を隠すことができましたー!
あとは、モノの整理だな…。仕事部屋ものぞかれそうだな…。床を見えるようにしておかなくては…。
- 渡辺圭彦プロフィール
- 1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。