2014年12月17日更新
窓の結露を抑えるには
12月中旬に日本列島を襲った大寒波は、各地で吹雪や強風による被害をもたらしました。ここ船橋では、家の内外の気温差による結露が窓面で大量発生。窓枠をびしょびしょに濡らすことに…。
とくにひどいのは寝室。家族が集まって寝るため、ただでさえ湿度が高くなりがちなところ、加湿器も使うので、東面の引き違い窓と南面の掃き出し窓が、毎朝、全面的に結露してしまいます。
なんとかしなければ窓回りがカビや腐朽菌の餌食になってしまう! ということで、結露対策を講じることにしました。まず、窓の室内側に内窓をつけて二重サッシにする、という手がいちばん有効そうです。が、ちょっと価格的にかかりそう。
とりあえずホームセンターに行って、窓ガラスに張る2~4ミリ厚の断熱シートも検討しました。これも効果はありそうですが、厚いので窓は不透明な状態になります。それもちょっとな…。
と思っていたら、「断熱」「透明」という窓シートを発見。これは、ガラス面に貼るのではなく、室内側のサッシ枠に貼って、ガラス面との間に空気層をつくることで断熱性を高めるのだとか。さっそくネットで取り寄せてみました。180×90cmで1000円弱という価格も魅力。
まずは東側の引き違い窓に。効果を確認するため、最初は1面のみ貼ってみました。そして翌朝。
貼ってないほうはいつも通り、びしょびしょでしたが、シートを貼った窓は部分的に水滴が視認できる程度に改善されていました。「いける!」ということで、引き違い窓は2枚ともシートを貼りました。
面積の大きな掃き出し窓のほうでもうまく施工できるかな、という若干の不安はありますが、南面のほうにも貼ってみようと思います。
- 渡辺圭彦プロフィール
- 1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、編集・制作会社へ。2004年よりフリーに。著書に「家づくりのホント~欠陥住宅にハマらない心得」(週刊住宅新聞社)など。2009年2月に自邸が竣工。