ホーム&ライフスタイルトレンドレポート バックナンバー
2014年10月22日更新
リノベーションのいま
リノベーションのいま リノベーションという言葉が認知され、定着してきた感がある。 以前は住宅の改修というと、リフォームという表現が一般的だったが、 それとの違いは何か。 確たる定義はないようだけれど、現在ではリフォームは 元の新しい状態に戻すこと、つまり、壁紙や設備を新しくして 原状復帰させることを指すのだと思う。 それに対してリノベーションは、間取りを使いやすく変えたり 断熱性能をアップさせたりして、古くなった家に 今までと違った付加価値を与えて 生まれ変わらせることを意味 […]
2014年10月20日更新
相続税改正でタワーマンションが注目される理由
2015年1月から相続税「基礎控除」が大幅縮小 相続税とは、相続によって取得した財産の価額から基礎控除額を上回る部分に対して課税されるもので、対象者は被相続人の死亡を知った翌日から10か月以内に申告・納税しなければなりません。2015年1月1日より基礎控除額が変更。それ以前の「5,000万円+1,000万円×法定相続人の数」から、以後は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」になります。 妻と子ども2人の場合、変更前8,000万円が変更後は4,800万円に。「4割縮小」 […]
2014年09月24日更新
おもてなしの極意
おもてなしの極意 8月に津市にお住まいの、古くから親しくしていただいている 友人の家に泊めていただき、おもてなしの極意について考えた。 その友人、とお呼びするには図々しい、 仕事でもお世話になっている先輩であるが、 山川富喜子さんはオフィス家具の会社、 アールエフヤマカワ の代表でデザイナー。 私が住宅雑誌の編集部に勤めていた20代の頃から お世話になってきた方である。 アールエフヤマカワと富喜子代表について詳しくは、 5年近く前のコラムでご紹介しているので、 興味のある方は […]
2014年07月18日更新
品川~田町間の将来性<まちづくりガイドライン2014(案)>
「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」改定の背景 品川駅・田町駅周辺のまちづくりは、都市・居住環境整備重点地域に指定(2004年8月)された後、東京都が「品川周辺地域都市・居住環境整備基本計画」を策定(2006年9月)。その翌年、基本計画に基づいたかたちで「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」が策定されました(2007年11月)。 一方、2011年、同地域は特定都市再生緊急整備地域ならびにアジアヘッドクオーター特区にも指定され、国際競争を担う地域の一つとして位 […]
2014年03月03日更新
マンションの資産性を考える上で大切な視点
マンション居住者はどこに力点を置くべきか? 「成熟社会における不動産の選び方」に引き続き、資産価値についてヒントを探ってみましょう。今回は対象不動産をマンションに絞ります。なかでも大規模マンションに住んでいる人にとって、特に重要となる視点にフォーカスしてみたいと思います。 前回記事で、成熟した社会では全体の資産価値が上がることは考えにくいと書きました。需要が集中して価値が上がるところがあれば、逆に下がるところが出る。上昇するためには、多様な魅力を持ち合わせていること。幅広 […]
2014年02月24日更新
成熟社会における不動産の選び方
不動産デフレ脱却の先にある”物件評価の視点” 成熟社会とは、世の中が秩序ある安定した状態を指します。そこでは人口が大きく増えることは想定されていません。したがって住宅なら、新しく建てるというよりも現存するストックを賢く活用する発想が求められます。「生産」よりも「利用」「再生」といったカテゴリーに軸足が移っていくということです。 昨年来政府は「アベノミクス」を推進しています。貨幣流通量を倍にして公共事業を増やし、民間の活力を高める規制緩和を行う。俗に […]
2014年02月06日更新
週末は、海辺で過ごす
鵠沼橘で三番目のマンションプロジェクト「ザ・パークハウス藤沢」 「ザ・パークハウス」シリーズで知られる三菱地所レジデンスは、今般JR東海道線「藤沢」駅を最寄駅とする「ザ・パークハウス藤沢」を発表。駅から現地までは徒歩4分。鉄筋コンクリート造13階建て、総戸数88戸の分譲マンションである。 「ザ・パークハウス藤沢」は、三菱地所レジデンスが「藤沢駅」徒歩圏内で手掛ける3つめのプロジェクトになる。すべてのプロジェクトが藤沢駅の南西方向、住所では『鵠沼橘(くげぬまたちばな)』の域 […]
2013年01月09日更新
「1棟丸ごとリノベーション」のメリットと注意点
1棟リノベーションの魅力を検証 ここ数年、注目度の高いリノベーションマンション。単なるブームと捉える人はさすがにもういないでしょう。中古住宅を一旦、スケルトンの状態に戻してから、自分の好みの空間に作り替える。カスタマイズ性のみならず、経済的な合理性も魅力のひとつのよう。お仕着せではない、認めた価値の分だけを対価として支払う。そんな意識が顧客のなかにあるような気がします。 リノベーションマンションを買う場合、そのプロセスはいくつかのバリエーションに分かれます。不動産会社が中 […]
2012年05月17日更新
“心地良い集合住宅”の新基準
「リノベーション」や「コモンスペース」に見る集合住宅のトレンド リノベーションの先駆者、株式会社リビタが手がけた「THE SHARE」(渋谷区神宮前3丁目)は、昭和38年の建物を再生し、オフィスと住宅(64室)に改築した賃貸物件。住宅は、ひと部屋あたり7疊~13疊で、住戸内に水まわりはありません。共同のトイレとシャワーが各フロアに、キッチンは最上階にラウンジやシアタールームなどといっしょに併設されています。募集をはじめて2ヵ月後には、95%の稼働率(2012年1月時点)。驚 […]
2011年09月14日更新
マンションの建て替え実施は、「もっと早いほうがよかった」が43%
“旧耐震”マンションの動向に注目 津波や原発事故など甚大な二次災害をもたらした東北太平洋沖地震は、震源地から数百キロ離れた東京にも大小さまざまな爪痕を残しました。 まずは、右の画像をご覧ください。これは千代田区にあるビルの外壁と地面に接する足元を撮影したものです。このようなクラックは構造的にダメージを与える損傷ではありません。しかしながら、部分的にでも亀裂の入った外壁タイルは、何かの拍子に落下してしまうかもしれず危険です。万一そのようなことが起こっ […]