2010年01月27日更新
家具っていつまで使えるの?
毎日の生活に欠かせない存在の家具。
家具を購入するタイミングは人それぞれですが、その機会は意外と少ないものです。一度、購入したのであれば、いつまでも清潔で、丈夫に、安心して使いたいですよね。本物の家具は、長く付き合うほど、それが味わいとなり、愛着が生まれ、家族の一員のような存在となっていきます。今回は、家具を長く快適に使うための「メンテナンスの重要性」についてお話をさせていただきたいと思います。
家具のご購入を検討しているお客様から、「この価格なら一生モノですよね?ソファやチェアっていつまで使えますか?」と尋ねられることがあります。アルフレックスの製品は、毎日の生活に自然ととけこみ、何十年にもわたり、心地よさと快適な暮らしを提供できるよう、設計・製造されております。しかしながら、時間の経年による劣化は、必ず生じてしまいます。本コラムの「いいソファを選びたい」でもお話をさせていただきましたが、長持ちさせる一番の秘訣は、ご自宅での日ごろのお手入れです。
大事なポイントは、3つ。
「拭く」・・・表面のホコリを取り除くことで、汚れの付着を防ぎます。また、アレルギーの原
因となるカビ・ダニの発生を抑えます。掃除機などを利用すると作業が簡単
です。
「たたく」・・・ソファのクッション類は、こまめに軽くたたいて形を整えることで、美しくふっくら
した感触を保てます。また、クッションのへたりが軽減され、座り心地の良さも
維持できす。
「締め直す」・・・テーブルの天板と脚部、収納の棚板と枠組みなど荷重がかかる接合部の
緩みを、時々締め直してください。製品がもつ本来の機能が発揮され、製
品の耐久につながります。
日ごろのお手入れをきちんとしていても、使用頻度や環境によって、徐々に快適性が低減することは、避けられません。そのときに、「捨てる?」もしくは、「メンテナンス?」の選択に至るでしょう。アルフレックスは、メンテナンスのアフターサービスの充実に努めることで、いつまでも快適な心地よさを提供し続けています。
たとえば、ソファの場合、アルフレックスの製品のほとんどがカバーリングシステムを採用しているので、カバーだけを交換・購入することができます。(カバーリング以外の製品は、お預かりして、張り替えが可能です。)また、製品本体の製造が終了した後も、カバーの型紙を保管しているため、継続して、スペアカバーを製作できます。クッション部分も、経年変化による縮みや軟化が生じますので、クッション部の交換・補修についても、その状態により対応しております。
「NT」の修理工程のサンプル
座面テープ張り作業
昨年、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する2009年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞をチェア「NT(エヌティー)」が受賞いたしました。この賞は、10年以上長く支持され愛用されているデザインに対して贈られるものです。「NT」は、1977年の発売以来、多くのお客様にご愛用いただいているアルフレックスの代表的なチェアで、フレームに編み込まれたテープは、締め直しや張り直しが可能でメンテナンス性に優れています。デザイン性の高さはもちろんのこと、長く快適にお使いいただける耐久性・機能性を評価されました。
アルフレックスがメンテナンスの重要性を大切にしている理由は、使う瞬間から家具との生活を楽しみ、多くの時間を共有して暮らしていただきたい願いからです。ソファのカバーを何度も取替えながら使い続ける方、チェアやテーブルを塗り直しながら使い続けてくださる方、親子二世代で使いたいと、30年以上前にご購入いただいた家具のメンテナンスを依頼される方など、後を絶ちません。
長く使い続けることで生まれる家具への愛着や刻まれる歴史は、次世代まで引き継ぐことができるでしょう。家具との付き合い方を考えながら、これからの家具選びの参考として役立ててみてください。
アルフレックス製品のメンテナンスに関するご質問やご依頼は、直営店舗をはじめアルフレックスカスタマーサービス(フリーダイアル 0120-33-1951)までお問い合わせください。
アルフレックス ショップ 東京
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F
Tel:03-3486-8899 営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
■大阪にも直営店舗がございます。
アルフレックス ショップ 大阪
大阪市中央区南船場3-9-15 8F
Tel:06-6258-8822 営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日・日曜日・祝日
http://www.arflexjapan.co.jp
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- 株式会社 アルフレックス ジャパン 広報
本多 陽子 トレンドを加味しつつベーシックでクオリティの高いモダンファニチュアーを創出し続けているアルフレックス ジャパンの広報を担当。
メインブランド「アルフレックス」のほかイタリアを中心とした5つの輸入ブランドも扱う。