大規模マンションの管理修繕 バックナンバー
2014年12月10日更新
都心タワーに暮らして思うこと
第3回:キャピタルマークタワー 第1回でキャピタルマークタワーの住民層に触れましたが、最終回は都心・湾岸タワーに視野を広げます。「なぜITエンジニアは湾岸に住むんだろう」 これは、ブログ「ITエンジニアだって湾岸ライフ」のサブタイトルですが、IT技術者として腑に落ちるものがあります。私が23区で最初に住んだのが港区内のURタワーで、生活利便性だけでなく、子育てなど将来も総合的に検討のうえ、コスト面、さらに(共有ラウンジ含め)眺望まで考えると、湾岸タワー購入は自然な結論でした。 […]
2014年12月03日更新
三角タワーのポテンシャル
第2回:キャピタルマークタワー キャピタルマークタワーの見た目のわかりやすい特徴である三角形状の外観デザインにはもちろん理由があります。湾岸物件は芝浦アイランドのようにエリア一帯を再開発するケースも多いですが、本物件は四方に既存建築がある土地にあとから建ったため、お互いの影響を無視できません。ひとつの解決策として、三角形状としたうえで5000㎡の公開空地により建物間の正対を避け、圧迫感を減らしています。 二番目の特徴は、こちらは見えませんが免震でしょう。さきの震災前で免震マン […]
2014年11月26日更新
都心湾岸物件8年目のリアル
第1回:キャピタルマークタワー 本シリーズは並みいる大規模物件の理事長経験者が執筆されていますが、筆者は港区芝浦の「キャピタルマークタワー(Capital Mark Tower)」の一住民で、役員経験もないことをお断りしておきます。もちろん管理組合員ではあるので、管理の視点を意識しつつ、あくまで個人の見解として都心湾岸物件の魅力をお伝えできればと思います。 キャピタルマークタワーが販売されたのは「湾岸戦争」とも呼ばれた時期です。いまでこそ湾岸といえば勝どきや有明エリアが中心で […]
2014年10月29日更新
膨大な共用施設と維持管理の現実
第2回:パークコート麻布十番 ザ タワー パークコート麻布十番ザ タワーは、都心の暮らしに「自然の癒し」と心を豊かにする「アート」をテーマとし、上質な空間と時間を生み出す多くの共用施設が配備されています。 ■癒しを演出する室内植栽 分譲主 三井不動産レジデンシャルが、マンションの特徴としてチャレンジした大きな試みの一つは共用部の室内植栽です。2階共用部に「ヒーリングフォレスト(ライブラリー)」「アクティブフォレスト(ジム)」と称する、建物内の森があります。鉢植えでなく土に根ざ […]
2014年10月22日更新
都心プレミアム物件と地域コミュニティ
第1回:パークコート麻布十番 ザ タワー 都心部の立地に恵まれたマンションは、不動産的に「都心プレミアム」というカテゴリーでひとまとめにされますが、各マンションそれぞれ生い立ちがあり、独自性があるものです。 ■「パークコート麻布十番 ザ タワー」の場合 「パークコート麻布十番 ザ タワー」の場合、3Aと言われる「赤坂・青山・麻布」に属すエリアにありながら、下町気質の残る古くからの住宅街「三田小山町」の再開発として生まれたマンション、いわゆる「地権者のいる再開発物件」です。 マ […]
2014年10月08日更新
有明マンション連合協議会の設立
第三回:管理組合を飛び越えた取り組み 有明マンション協議会設立 有明地区にはマンションが5棟あり合計約3,600戸、7,600人が住んでいますが、住民からなる自治会がありません。マンション管理組合の目的は、マンションのハード面の維持・修繕ですが、一方で住民交流等の自治会的役割も期待されています。 一方で自治会を新たに作るとなるとそれはそれで大変です。権力の二重構造と費用徴収の問題です。同じマンション内に2つの組織ができれば必ずといっていい程対立が起きます。また、費用徴収も新 […]
2014年10月05日更新
各管理組合の記事タイトル一覧<項目別索引付>
管理費積立金 法人化 交流 防災 活動方針 地域連携 共用部 パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー マンション管理費,修繕積立金の改定○○ トランクルーム増設や駐車場の外部貸し○○○○ 管理ルールの徹底、コミュニティ活動の成功法○○○○ 大規模マンションの管理運営について思うこと○○ イニシア千住曙町 財政健全化のために管理組合が取り組んだこと○○○ 修繕積立金を早期に均等割徴収へ○○ 管理組合の法人化○○○○ マンション管理組合理事長勉強会「RJC48」○ […]
2014年10月01日更新
マンションのブランディング戦略
第二回:共用施設の最大活用化と、マンションの資産価値、居住価値を維持向上させるために 前回のコラムにて、「共用施設は年月とともに使われなくなる」という専門家の解説を紹介しました。 ブリリアマーレ有明の共用施設利用人数とバーラウンジの売り上げをグラフ化してみると下図のようになりました。 共用施設の利用人数は竣工後、少しずつ下がっていきましたが、高いところで安定しており、今年に入ってから跳ね上がっています。 もちろん、何もせずにこうなったわけではありません。修繕サイクルが軌道に乗 […]
2014年09月24日更新
豪華すぎる共用施設をどのように維持していくか
第一回:管理組合法人ブリリアマーレ有明へようこそ! ブリリアマーレ有明とは 当マンションは、お台場や豊洲にほど近い江東区有明1丁目に建つ33階建て1085戸の超大規模高層マンションです。 最大の特徴は最上階全部が共用施設になっている点です。本格的な25mプール、露天風呂とサウナ付きのスパ(大浴場)、有酸素運動だけでなく無酸素運動もできるマシーンを設置したジム、東京タワーやスカイツリーが一望できる風呂付きゲストルーム、エステ・ネイル・エクステ・整体等のサービスが受けられるセラピ […]
2014年09月23日更新
マンション管理組合理事長勉強会「RJC48」
【第4回 イニシア千住曙町管理組合法人】 RJC48~管理組合の理事長の連携を図るネットワーク活動 イニシア千住曙町管理組合法人の應田治彦です。今回は私が代表を務めているRJC48【マンション管理組合理事長勉強会】 というマンションの管理組合の理事長の連携を図るネットワーク活動についてご紹介させて頂きます。 <RJC48とは?> RJC48は首都圏を中心とした、理事会の役員経験者(殆どは理事長経験者)の集まりで約3年の活動歴があります。日頃はネット掲示板上で情報のやりと […]