2014年11月06日更新
西新宿五丁目北地区、第一弾は「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」
「ザ・パークハウス西新宿タワー60」は市街地再開発事業の一環として分譲されるタワーマンションです。行政の計画上における事業名称は「西新宿五丁目中央北地区(A地区)」。対象区域は約1.5haになります。南北隣地はそれぞれ2.5ha(中央北地区)、0.8ha(中央南地区)等の再開発事業が現在構想中であり、将来的には6haを超える街の一画がすべて刷新されることになるでしょう。「レジデンスギャラリー」の入居する「新宿フロントタワー」28階からはそれらの区画全体が一望できます。
当該街区には、幅員10m超の公道を敷地南北に設け、防災を考慮した街づくりを目指します。また、避難拠点にもなる公開空地約1,900㎡には森を作り、地域住民の憩いの場にするとともに、新宿中央公園の連なりを意識して野鳥の飛来する緑の創出を施す計画です。
「ザ・パークハウス西新宿タワー60」の敷地面積は7,530.65㎡。タワー棟は幅員25mの十二社通り(敷地東側)に寄せ、神田川(西)側に公開空地を設定しています。既存建物ならびに将来的な隣接街区の建築計画(想定)などから、住戸プランは方角(眺望)によって面積の大小がかなり明確に分類されています。高層階でもコンパクトプランが設定されている点や中低層階でも(中野区方向など見晴らしが良い向きでは)80㎡台のファイミリータイプが選択しやすい点などは当プロジェクトの特徴のひとつといえそうです。
建物は日本最高階数60階建て、地上208.97m(都内最高)。構造は、地震や風の揺れを低減させる制振を採用。基礎は杭基礎で地下約29~約45.5mの支持層に向けて、約15.1~約31.6mの長さの杭を計72本打ち込みます。非常用発電機は地下2階に設置.稼働時間は約7時間。防災倉庫は地下2階にポータブル発電機やマンホールトイレ等を備え、住戸フロア8・19・30・40・50・57階に簡易トイレや応急措置セット、ウォータータンク等を常備します。
力を入れている点として、マンションコミュニティの活動支援があります。「HITONOWA」という専門団体と連携し、イベントや理事会のサポートを行います。イベントは自然、防災、国際先進都市としての多様性をキーワードに6年間にわたり、全60回のプログラムを実施予定。分譲価格は未定。参考としてモデルルーム100C1タイプ(専有面積104.56㎡)は1億7,000万円台予定。第1期は2015年1月下旬予定。
所在地 | : | 東京都新宿区西新宿5丁目700番(地番) |
交通 | : | 東京メトロ丸の内線「西新宿」駅徒歩9分 |
: | 都営大江戸線「都庁前」駅徒歩8分 | |
: | 都営大江戸線「西新宿五丁目」駅徒歩7分 | |
総戸数 | : | 954戸(事業協力者住戸177戸含む) |
専有面積 | : | 33.09m2~156.99m2 |
販売価格 | : | 未定 |
入居 | : | 2017年11月下旬予定 |
構造/規模 | : | RC(一部鉄骨)造60階地下2階建(住宅フロア:9~32階) |
売主 | : | 三菱地所レジデンス他 |
施工 | : | フジタ |
→詳細情報
「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」CGパース
- 『家の時間』主宰
坂根康裕 リクルート『都心に住む』『住宅情報スタイル』元編集長。ブログ「高級マンション TOKYO」。All About「高級マンション」ガイドも努める。著書に『理想のマンションを選べない本当の理由』(ダイヤモンド社)