2014年06月25日更新
エアコンクリーニング
昨年から吹出し口の汚れと、出てくる風の臭いが
気になっていた我が家のエアコン。
昨夏、ネットで業者を探してクリーニングを申込もうとしたら、
予約待ちのお客さんがいっぱいで、1ヶ月以上先になる模様。
それが確か8月だったので、夏の終わりよりは
次の夏に動かす前にクリーニングしようと待つことにした。
そしてこの梅雨時。
ネットでなるべく距離の近い、地元に根ざしているらしい
個人経営の業者さん、「ライフサポートサービスまごころ」
を選んだ。
広域で展開している大手の業者さんの方が、
安い料金を表示していたりするが、
利用条件をよく読むと○km以遠は○千円増しなど、
交通費が別途加算されたりするので、
申し込みの際によく確認したい。
クリーニング当日、まごころさんが到着後、
エアコンの吹出し口から内部を懐中電灯で照らして見て一言。
「うーん、かなり汚れていますね。
何年クリーニングしていませんか?
気になるのはどんな点ですか?」
実は、4年ほどしていなくて、カビ臭さも気になっています。。。
「見たところ、クリーニングをすべきリミットを超えています。
毎年やる必要はないですが、2、3年に一度はやりたいですね」
カビ臭さとか、吹出し口やその先に見える黒いポツポツとした
汚れの付着に気づいたら、クリーニングのサインらしい。
まごころさん、早速エアコンの周りをビニールで養生、
クリーニングにとりかかってくださった。
取り外せる部品は全て取り外し、後ほど洗浄。
これが分解洗浄というものですね。
取り外せる部品を取り外したら、まず内部を高圧洗浄する。
洗剤を溶かした高圧の水(実際はお湯)をかけて洗い、
次にすすいでゆく。
使うのはエコ洗剤だ。
外側もきれいに拭いていただき、動作確認をして
クリーニング終了。
たっぷり2時間半もかけて、実に丁寧に洗浄していただいた。
お願いしたのが1台だったので、これで9800円では
なんだか申し訳ないぐらいリーズナブルです。
おまけに、Facebookでいいね!を押すと、千円割引だという。
ご好意に甘えて割り引いていただき、
支払い金額は税込み8800円。
ちなみに取り外した部品は、最初は浴室で洗う予定だったが、
エアコンに近いベランダで洗うことに変更。
びっくりしたのは、使った後でベランダを
きれいに掃除してくださったこと。
まごころさんが帰ってから気づいたのだが、
ベランダがきれいになっている!と驚いてしまった。
期待以上のことをしていただくと、感動がある。
またお願いしようと思う。
これがプロの仕事ですね。
今回エアコンの使い方のコツを教えていただいたり、
調べたりしたので、以下に列記します。
よろしければご参考ください!
●エアコンは室内の空気を吸っては吐いて
循環させているだけなので、たとえば外から帰宅して
部屋の室温が高くなっているような時は、
まず窓を開けて室温を下げてからエアコンを稼動させる。
熱い室温のまま冷やそうとすると余計に電気代がかかる!
分解洗浄する部品を外した後、内部を高圧洗浄。
周りに洗剤や水が飛び散らないように、ビニールで養生する。
高圧洗浄で汚れを洗い流して出てきた洗浄液は真っ黒に!
これだけ汚れていたのですね。
●同じ理由で、炒め物や揚げ物、焼肉などを料理する際は
油汚れが付着するので、できるならエアコンを止める。
●暑い日にエアコンの設定温度を低くしたままリモコンの
スイッチをオフにすると、内部が結露したような状態になり、
カビ発生の原因に。送風運転後にスイッチオフするか、
理想的にはオフの前に15分間暖房運転してから
オフするとカビ予防になる。
おかげさまでクリーニング後の今は、
エアコンからはほのかにエコ洗剤のハーブの香りがして
快適です。
日頃の使い方に気をつけて、臭いと汚れが出たらクリーニングですね。
まごころさん、丁寧なお仕事、ありがとうございました!
- リビングジャーナリスト・「家の時間」編集主幹
中島早苗 1963年東京生まれ。日本大学文理学部国文学科卒。アシェット婦人画報社で12年在籍した住宅雑誌『モダンリビング』を始め『メンズクラブ』『ヴァンサンカン』副編集長を経て独立。約20年間400軒あまりの家と家族、建築家、ハウスビルダーなどへの取材実績を基に、「ほんとうに豊かな住まいと暮らし」をテーマとして、単行本や連載執筆、講演等活動中。著書に『建築家と家をつくる!』『北欧流 愉しい倹約生活』(PHP研究所)『やっぱり住むならエコ住宅』(主婦と生活社)『住まい方のプロが教えるリフォーム123のヒント』(日本実業出版社)『建築家と造る「家族がもっと元気になれる家」』(講談社+α文庫)他。