前回に引き続き、何処でどんなものを　どのようにして売っているか。それぞれの特徴を記して見ましょう。

五、 ショッピングセンター
　郊外型大型ショッピングセンターには沢山のお店が出展しています。この中のインテリアショップをご利用になる最大のメリットは、いろんなお店が出展されている事から一度にいろんなお買い物ができると言う事でしょう。
出品されているカーテンは「量販店」と、ほぼ似た内容でコーディネートなどのサービス面でも似ていると見てよいと思います。

六、 マンション購入者対象のオプション販売会
　マンションの内覧時に、照明器具やエアコン等と一緒に集会所やロビー等でカーテンを販売する事があります。マンション業者によるカーテン販売になりますのでお品揃えは特定メーカーに限定される事が多いようです。
限られたスペースに照明器具やエアコン等と並べて販売する事になりますので展示商品も限られてきます。カタログなどの準備はあるようですが選択肢は限られてくると言えましょう。更にマンションの内覧と一緒に行われることから限られた時間内での商談になることが多いだけに検討時間の少なさも懸念されるところで、余りお勧めできないと思います。
反面、選ばれた業者が多いことから、信頼性があること、ご入居に間に合うように準備して貰える事、更にデベロッパーとチームを組んでの仕事だけに後々までメンテナンスやサービスが期待できるメリットがあると言えましょう。

七、 ハウスメーカーによるカーテン販売
　一戸建てをご新築された場合、ハウスメーカーがカーテンを販売するケースが増えています。最近は分譲マンションの中にも億ションと呼ばれるプレステージマンション購入者に対しても同様の販売方法が採られる事も多いようです。
壁紙や家具、照明など、内装の全てを対象にトータルコーディネートを考えることが出来ますので、バランスの取れたインテリアをご検討するとても大きなチャンスといえましょう。
ただ、注意しなければならないのは、ハウスメーカーによるカーテンの販売ですので、建築の費用が当初予算より越えて嵩む事になると、内装の費用は結果的に削減され、妥協のお品選びをせざるを得なくなる事も否めない事実です。
一世一代のお買い物で不満の残る結果にならないよう、インテリアの予算もしっかり考えておく必要が有るでしょう。
ハウスメーカーによるカーテン販売は上手くいけばインテリアのトータルコーディネートを大成功に導きますので、それを前提にしたインテリア予算が誤算に終らないよう、しっかり考えてゆくことをお勧めします。

八、 通信販売
　従来からある紙媒体のカタログ販売や、テレビショッピングでもカーテンをご購入できます。これらはそれぞれお手軽に、お安くカーテンの買いやすい販売形態です。しかし絵や写真で物を決める事になりますので、手にしてからそんな筈ではなかったのに・・・と嘆いたり、更に既製品なら返品や買い替えが出来る場合があるとしても、オーダーカーテンやイージーオーダーカーテンにいたっては面倒な採寸は自己責任ですから返品はおろか買い替えも出来ません。
したがって、オーダー形式のものは安易に飛びついて失敗する事の無いよう充分注意して見るべきでしょう。「オーダーカーテンは採寸が命」と言われる理由もここにあります。

九、 インターネット販売
　カーテンのインターネット販売を大きく分けると下記の分類になります。
1、 オーダーカーテンの対面販売をインターネットで予約受け付けしている場合。
2、 従来の紙媒体やテレビなどの通信販売のチャンネルをインターネットに置き換えた形式の「インターネット通信販売」。
3、 有店舗販売をしているお店がインターネットでお店の宣伝をしていて、お客様のご来店を誘致する一方、通販形式の販売も行っているお店。
かなり大まかな分類ですが「ネット販売」と親しまれ、最近特に注目されている販売形態です。特にオーダーカーテンの場合は家庭内の壁紙や床の色や形式、照明や調度品などなど、これらのものとのバランスを考えたコーディネートが重要な鍵を握る事になります。
したがって、しっかり勉強したインテリアコーディネーター、経験豊かなその道の達人や専門家を招いて企画を練って貰うのもお勧めです。
最近は、この乱立気味なネット販売の中にあってフリーダイヤルの前にインテリアコーディネーターを配置してお客様の御相談につぶさにお答えする体制を作り評判を得て大成功した会社も出ています。

話題のオーガンジーのレースで掃出し窓を飾ってみました。
綺麗なお庭を眺められるのは格別です。

オーガンジーのレースカーテンはその商品が持つ透明感が持ち味で　
素敵な風景やお庭が見わたせるようなお窓に似合います。

オーソドックスな上飾りを配したスタイルでリビングルームや
応接間に多く使われています。